【ニュース】富裕層がインフレ対策で高級マンションに殺到

緑豊かな公園に囲まれたマレーシアの近代的な高層住宅街

                                                                                       写真はイメージです。写真提供:Unsplash (ZR Lin)

経済の先行き不透明感や世界的な地政学リスクが高まる中、マレーシアの不動産市場、特に「高級物件」が異例の活況を呈しています。

RHBインベストメント・バンク(興業投資銀行)によると、高級住宅市場の熱気は凄まじく、クアラルンプールの一等地やジョホール州のイスカンダル地域では、高級住宅が「売り出されればすぐに買い手が付く」という、まさに飛ぶように売れる状態が続いています。

これを受けて同行は、不動産セクターの投資判断を「強気(オーバーウェイト)」に据え置き、注目銘柄としてサイムダービー・プロパティとエコ・ワールドの2社を挙げました。

高級不動産が資産の「安全な避難先」に

報告書によると、多くの富裕層が不動産を「インフレから資産を守る手段」と捉えており、高級不動産が資金の安全な避難先になっています。

特に人気が集まっているエリアは以下の通りです。

  • モントキアラ
  • ダマンサラ・ハイツ
  • KLCC(中心部)
  • ジョホール州イスカンダルの一等地 新築物件の価格が上がっているにもかかわらず、市場の買い気は非常に強力です。「ParkCity Damansara」や「パビリオン・ダマンサラ・ハイツ」などの高級プロジェクトの価格は高止まりしており、値下がりの兆しはありません。

この市場を支えている主な買い手は、次の3つの層です。

  1. 外国人投資家
  2. より良い家への住み替え層
  3. 「家は小さくしても、より高級な場所に住みたい」と考える富裕シニア層

ジョホール州の熱狂と、130億リンギット規模のREIT上場計画

シンガポールとジョホールを結ぶ新交通システム(RTS)の完成が近づくにつれ、ジョホール州の不動産ブームはさらに加熱しています。住宅需要だけでなく、データセンター用の土地価格も過去最高値を更新し続けています。

最近は通貨リンギットが上昇(リンギット高)していますが、シンガポールの生活費やインフレが高止まりしているため、多くのシンガポール人が引き続きジョホールでの消費、住宅購入、長期滞在を選んでいます。

このブームを背景に、不動産デベロッパー各社は、総額約130億リンギットにのぼる資産を不動産投資信託(REIT)として上場させる計画を急いでいます。サイムダービー・プロパティやSPセティアなどの大手デベロッパーが、今後2年以内にこれらの資産をREITに組み込んで上場させる見通しです。

さらに、現在の金利環境が買い手にとって有利(友好的)であることも、購入意欲を後押ししています。

直近の商業物件の契約率は90%を超えており、UEMサンライズがジョホールで発売した「Aspira Place」や、サイムダービー・プロパティがセランゴール州エルミナ(Elmina)で展開する商業プロジェクト「REKA」といった店舗開発は、市場に出ると同時にほぼ完売状態となっています。

Source:富人转买豪宅抗通胀 高端房产“推出就抢”(e南洋)ー2026年5月11日 https://www.enanyang.my/news/20260703/International/1302195

共有 :
マレーシア
—
—
日本
—
—
MY
JP
MY/JP
読込中…
MY/JP
MY/JP
マレーシア
—
—
日本
—
—
MY
JP
MY/JP
読込中…
→
通貨換算
通貨換算
→